【書評】リンゴが教えてくれたこと/木村 秋則
概要
無農薬・無肥料での農業を成功させた著者の経験が綴られています。完全なるハウツーの本ではなく、素人にも分かる程度にざっくりと書いてあるなぁという印象でした。
おすすめポイント
大げさに言うと、食卓に上がった1個のリンゴを見る目がたぶん変わるかもしれません。特に農業を知らない僕のような人が読んだならなおさらです。「食」に対する意識が変わります。どうやって作られたのだろうって思うのではないでしょうか。
感想
なぜこの本を読んでみたかというと、父に借りたのです。父はサラリーマンを早期退職して、農業に携わっています。長年の目標をかなえられたようで嬉しそうです。こういう本をいくつか読んでいるみたいです。
正直言って僕自身は農業にあんまり興味はないけど、おもしろかったです。農業という枠を超えた、自然の営みのすごさを知れました。もちろん、農業のことなんて何も知らないので、農家が普段どうやって農業をしているかも初めて知れて楽しかったです。
自然界というものは、さまざまなことが作用しあって、バランスがとられている。農業はその中で行うものなので、いろいろなことを考えて行われているのだなと感心してしまいました。
普段はあまり読まないであろう本を読むと、新たな視界が開けていいですよね。父が本を読む人で、助かっています。