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ネットワーク的読書 理系大学院生がおすすめの本を紹介します

本と本の意外な「つながり」ってありますよね

【書評】LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲/シェリル・サンドバーグ

 

LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲
 

 概要

 著者はfacebookのCOO(最高執行責任者)の方です。タイトルからもわかる通り、女性の社会進出がテーマです。かなり話題になった本で、アマゾンで総合第1位を獲得したこともあるそうです。

おすすめポイント

 理想論だけを語るのではなく、現実的な考え方を取り入れているのが印象的です。ゆくゆくは男女が平等に仕事と子育てを両立し合う時代が来ることを著者は望んでいますが、まだ社会はそのような状況にないということを著者は冷静に分析しているのです。

感想

 ネットでけっこう話題になっているのを見て読んでみました。2013年7月9日放送のNHKクローズアップ現代で、著者の特集が組まれたりもしていました。

 女性の地位向上を目指すために、「社会で活躍したいと思っている女性の背中を押そう」というメッセージがひしひしと伝わってきました。男性にも読んでほしいという触れ込みにある通り、僕が読んでもなかなか興味深いことが多かったです。

 「(男性も女性もあまり意識していないことだが)実は女性はこのような行動をとりがちだ、だからこういうことに気をつけて行動しよう」と言った、具体的なアドバイスが多数見られます。それによって、男である自分が配慮すべき事柄も見えてきます。まだまだ、仕事においては男性が女性よりも有利な面が多いのが実情です。それをデータに基づいて客観的に示してあるのも特徴的です。

 正直、男に生まれて良かったなぁと思ってしまいましたが、これからの時代はそうのんきなことも言ってられなさそうですね。どんどん女性リーダーが増えてきて、男女の関係は変わっていくんでしょうね。また、「男が女を理解してあげる」という考え方は間違いであり、「協力して一緒にがんばっていく」という意識に切り替える必要があると感じました。

 この本をたくさんの人が読めば、働く女性はもうちょっと楽になるのにな、と思いました。一人でも多くの人に読んでほしいです。