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ネットワーク的読書 理系大学院生がおすすめの本を紹介します

本と本の意外な「つながり」ってありますよね

【家族愛もあります】ヒア・カムズ・ザ・サン/有川浩

ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)

ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)

 

概要

 真っ青なカバーが目を引きます。同じ7行のあらすじを元にした全く異なる2つの物語が収められています。登場人物の名前など大まかところは一緒なのですごく不思議な気分です。

おすすめポイント

 2作品は当然違う内容ですが、似ているところもあったりして面白かったです。どちらも有川さんらしいすてきなお話でした。

感想

 有川さんのお話は絶対ハッピーエンドで終わると分かっているんだけど、途中ちょっとはらはらしたり、思わぬ言葉にドキッとしたりして、読んでいて楽しかったです。

 有川さんといえば恋愛ものというイメージですが、今回は恋人同士の愛と家族愛の合わせ技でした。あったかい気持ちになります。

 1作目の方は、ちょっと現実には起こりにくそうな展開でした。もしこんな立場に自分が置かれてしまったら、どう対処するのだろうと考えさせられます。榊さんには、これからもがんばっていってほしいとエールを送りたくなりますね。

 2作目の方も起こりにくそうですが、父と子の関係に限って見なければ、起こっても不思議ではないすれちがいかな。

 嘘をつくって、はたから冷静に見るとさびしい行為ですね。でも、いざ当事者になると、なかなか素直になれないものなのかも。さすがに、ここまで発展してしまう前に謝ろうよって思ってしまいますが。

 物語の本筋ではないのですが、結婚を意識しだしたカップルがお互いの大事さ確認する過程もさらっと書かれています。すごく素敵です。

 

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