ネットワーク的読書 理系大学院生がおすすめの本を紹介します

本と本の意外な「つながり」ってありますよね

【理系のためのパワポ本】学生・研究者のための 使える!PowerPointスライドデザイン/宮野 公樹

学生・研究者のための 使える!PowerPointスライドデザイン 伝わるプレゼン1つの原理と3つの技術

学生・研究者のための 使える!PowerPointスライドデザイン 伝わるプレゼン1つの原理と3つの技術

 

概要

 PowerPointプレゼンの「スライド作成」のノウハウ本です。タイトルにあるように、ターゲットは主に理系の研究発表です。

おすすめポイント

 この本の特徴としては、まずは実際に学生が作ったスライドを示し、それを筆者が修正していく過程を見せているところです。これがとにかく素晴らしい。何に気を付けてスライドを作成すべきかをわかりやすく指摘しています。自分がいかにも作ってしまいそうなスライドが、わかりやすいスライドに生まれ変わっていく様子を見ることができます。

感想

 研究室に置いてあった本です。先生が買ったのでしょうか。本格的な発表に向けてスライド製作を開始することになったので参考になればと思って読みました。

 この手の本は初めて読みましたが、さすが先生のお目にかなっただけはあるなと思いました。すごくよかったです。PowerPointのテクニック本ではなく、スライドを作るときの全体的な考え方を示したものになっています。

 サンプルとして挙がっているのはすべて理系の発表用のスライドです。研究背景の示し方や、結果のグラフの見せ方、最後のまとめのスライドの注意点など、理系の学生にとっては、かゆいところに手が届く内容になっていると思います。

 実際にPowerPointで作っている、というのも嬉しいところです。気に入ったところだけを、簡単に真似をすることができるのです。質の高いプレゼン資料を参照できるというのは本当にありがたいことです。

 ポスターセッション発表のためのポスター作りや、研究室内での報告会の資料作成などもあり、とにかく理系の学生を助けてくれる1冊です。Q&Aもすべてじっくり読むと、思わぬ収穫があると思います。学会発表や卒研発表を控えた理系の学生には本当にお勧めです。