【説得力があります】ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく/堀江 貴文
概要
ホリエモンこと堀江貴文さんが書いた本です。自分の生い立ちから逮捕・服役を経た後の心境までが綴られています。
おすすめポイント
話題になっていたので読んでみたのですが、話題になるだけあったと思います。名言集を読んでいるかのように、心に残る言葉が並んでいました。
感想
著者の顔も知らないような自己啓発本ではなく、世間を騒がせたホリエモンが書いた本だから余計に感じ入ってしまうのでしょうか。説得力があります。あんなジェットコースターのような人生を送っている人なのだから、いろんなことを経験しているのでしょう。
印象に残った言葉はメモをしました。メモをした言葉はいくつかあるのですが、一番心に突き刺さったのは両親のことについて堀江さんが書いている部分でした。
『何かを決めるとき、親の顔がちらついていないだろうか?いざとなったら、親に助けてもらえると思っていないだろうか?』
自宅から大学に通っている僕は、いまだに親の支配下にあります。衣食住、その他の経済的な面でまったく自立できていません。しかし親からの自立を考えるとき、堀江さんは精神的も自立をしていくべきだと書いています。それがこの言葉です。
この言葉に出会っていなかったら、きっと僕はいつまでも親から自立できない人生を送っていたかもしれません。自分の給料で生活するようになったら、それで自立したと思い込んでいたことでしょう。違うのですね。精神的に自立しないと、自分の頭で1から100まで考え抜いたことにはならない。自分の人生は自分で決めていかなければ。