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本と本の意外な「つながり」ってありますよね

【コピー千本ノック】発想するコピーライティング/石原雅晴

発想するコピーライティング (Brain Books)

発想するコピーライティング (Brain Books)

 

概要

 著者の石原雅晴さんはコピーライティング教室を開いている方です。その教室の生徒さんが作成したコピーをたくさん紹介しながら、コピーライティングの基礎を教えてくれます。

おすすめポイント

 本当にたくさんのコピーの例が載っています。それによって、コピーを書くときのポイントがなんとなくわかったような気分になりました。また、例だけでなく理論的な指導もあり、ためになります。

感想

 コピーライターになるつもりはないのですが、面白そうだったので読んでみました。商品のキャッチコピーがどのように作られているかを知るのは楽しかったです。

 広告やCMのキャッチコピーは、単なる言葉遊びが多い印象です。明確な意味のないフレーズであることが多いような気がします。しかし、石原雅晴さんはそれをあまり良く思っていません。あくまでも、商品の内容を説明するべきであるし、魅力を消費者に伝えなければならない、と。

 それがけっこう盲点であり、新たな発見でした。まず第一に、商品の「ウリ」を伝えなければならない。この本では「訴求点」という言葉が使われています。なにを訴えかけるのか。それが大事なのですね。

 広告を見る目が変わります。短い言葉で相手にインパクトを残すというのは、コピーライターでなくとも必要な能力なのではないでしょうか。もう少し、コピーライティングに関する本を読んでみたいなぁと思いました。