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【激戦】岳飛伝 十一 烽燧の章/北方謙三

岳飛伝 十一 烽燧の章

岳飛伝 十一 烽燧の章

 

概要

 水滸伝、楊令伝に続く北方謙三の北方水滸伝第3部。その11巻です。

感想

 久しぶりの戦らしい戦がありました。コエンリョウvsウジュ。激しかったですねぇ。手に汗握りました。直前のウジュの言葉が死亡フラグかと思ったので、かなりハラハラしました。

 『なあ、コエンリョウ。死ぬ時はともにとは、ついに思うことはなかった。しかし、ここでともに、死ねるのではないか。敵と味方としても、ともに死ねる。死ねるはずだ、と俺は思っているよ。 』

 これ、ビビりませんでしたか?ホントにどちらかが死んでしまうかと思うぐらい激しかったです。史進もここぞとばかりに突っ込んできました。彼がいつ戦死するのかというのは、もはやこのシリーズの一大ファクターとなっている気がしますが、今作でも健在。その代わりと言ってはなんですが、興味深い言葉がコエンリョウから出てきました

 『史進はいつも、絶望の淵を駆け抜ける。そして、決して絶望の側に落ちることはない。それはもう、星を背負って生きているようなものだ。 』

 星を背負って生きている、とは?死なない運命のことを「星」と言っているのでしょうか。それとも非常に重いものを背負っているので簡単には死ねないということでしょうか。何かよくわからないですが、かっこいい。

 金vs梁山泊は決着はつかなかったので、またしばらく戦のない膠着状態に陥ってしまうのでしょうか。金国の内政はあいかわらず苦しそうです。金には戦をする余裕がなくなってきそうですね。

 次の展開を予想するなら「南宋vs岳飛」でしょうか。ついに岳飛が南から中華に戻ってきそうですね。主人公本領発揮なるか。楽しみです。

 

以下、話を忘れないためのメモ

  • 韓順が父の韓成の元を訪れ、旅に出ることを告げる。まずはリユウソウへ。牛直の弟子になる 。
  • ショウケンザイとの連携。甘蔗糖の専売をやめる 
  • チョウケンとソンハンが岳飛に会いに南に。チョウケンは中華に戻る。 
  • 史進の突撃。ウジュに肉薄。シャカが死亡 。
  • 梁山泊は鳩を使った通信を検討。
  • 本格的なぶつかり合い。山士奇が死亡。両軍の上級将校もほとんど倒れる。 
  • 金のカイリョウオウが禁軍を率いて南宋を攻撃するという予測。 
  • センガイにオペンから個人的な講和の申し込みがあった。 
  • 岳飛南宋に入り、残っている兵にあう。
  • シンカイとショウケンザイが雷州で会合。 
  • シンヨウが高山の民の公礼と結婚。
  • コトジが北へ 。

 

 

 

岳飛伝シリーズ


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