【決戦の予感?】岳飛伝 八 龍蟠の章/北方 謙三
概要
水滸伝、楊令伝に続く北方謙三さんの「北方水滸伝」第3部。その8巻です。
感想
前巻を読んだときに、そろそろ大きな戦が始まるかなと思いました。それをほのめかす内容がぽつぽつと見られたので。しかし、それはまだ先の話のようです。この8巻でも戦は始まりませんでした。
金国と南宋の同盟、梁山泊と岳飛の連合。最終決戦の匂いがしますが、9巻は果たしてどうなるでしょうか。
8巻はやたらと焦らすようなエピソードが多かった気がします。血なまぐさい話はあまり見なかったです。戦が始まったら今度は逆になるんでしょうけど。
岳飛の家族が揃うシーンがなんかほっこりしてよかったです。このシリーズには珍しいタイプのシーンだったと思います。
金と南宋が同時に攻めてきたらさすがに梁山泊軍はひとたまりもないと思うのですが、どのような作戦で対抗するのでしょうか。楽しみです。
以下話を忘れないためのメモ。
- 耶律大石の死去
- 南下した南宋軍が岳飛に蹴散らされる
- 梁紅玉が海で遭難し、張朔に助けられる
- それを契機に韓世中vs王貴の海上戦が勃発
- 胡土児は蒙古へ
- 岳飛の家族が揃う
- ダランと秦檜が正式に対談し、金と南宋が同盟を組む
- 李俊、秦容に岳飛が会いに来る
- 候真が密かに買い集めた麦にショウケンザイはどう対応する
岳飛伝シリーズ
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