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ネットワーク的読書 理系大学院生がおすすめの本を紹介します

本と本の意外な「つながり」ってありますよね

【巨大エビの襲撃?】海の底/有川 浩

海の底 (角川文庫)

海の底 (角川文庫)

 

概要

 有川さんの自衛隊3部作と言われている作品の1つです。3作は共通のテーマで書かれていますが、繋がりはないみたいです。だから、どこから読んでも問題無いと思われます。この作品は人を食べる、巨大エビ襲撃のお話です。まだ読んでいないのですが、「クジラの彼」がスピンオフ作品にあたるようです。

おすすめポイント

 自衛隊3部作というだけあって、警察・機動隊・自衛隊・米軍に関する記述がすごく細かくて丁寧に書かれています。その辺がしっかりしているから、エビの襲撃をシリアスな出来事として受け止めることができます。実際にこんな風になりそうだなぁと思ってしまいます。

感想

 巨大エビが襲ってくる。これだけ聞くと笑ってしまうような突拍子もない設定ですが、細部は徹底的にリアルに描かれているので、現実感があって面白かったです。エビの生態などもきちんと設定がされてあります。解説にも書かれていますが、細部があってこその作品でした。

 有川さんらしいわかりやすいキャラ設定がなされています。そのおかげもあって、少し長めのお話ですがぐいぐい読むことができます。登場人物のキャラ設定がわかりやすいと言っても、きちんと人間味を持っています。単純な動きをするわけではなく、時はちょっと意外な行動をしたりします。それがまた面白かったです。

 恋愛要素もなんだか有川さんらしいなぁと思います。序盤は恋愛なしかなぁとも思ったのですが、流石にそんなわけなかったですね。恋愛要素のさじ加減が相変わらず絶妙です。

 

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